宮崎県西都市を中心に活動している宮崎合気道会グループ「合気道元徳会」のブログです。当会は「人間性の向上と健康的な心身の獲得」を目的に活動しており、幼少の子供からシニア世代まで幅広い年齢層の方が稽古しています。護身術や心身鍛練はもとより、健康法や心身浄化法としても優れた合気道は、年齢性別を問わず楽しめる生涯武道で「自己を高め、魂を磨く武道」と呼ばれています。私達は、この素晴らしい合気道を一人でも多くの人に伝えたいと考えています。興味のある方は、ぜひ一度見学にお越しください。詳細はホームページをご覧ください。

2017年2月3日金曜日

備えあれば憂いなし‥

 こんな一番寒い時期に書く内容ではないかもしれませんが、しかし、昨年の忘れられない出来事ですので、今後の戒めとして心に留めておきたいと思い、あえて書き記すことにします。


 昨年の8月6日(土)に子どもクラスの昇級審査を実施しましたが、半分ほど行程が終わった時点でハプニングが発生‥。


 低学年の男の子が手をあげて、「先生‥、きついです」と話し、私が駆け寄り手を握った瞬間、膝から崩れ落ちました。


 「熱中症」です。


 直ぐに経口補水液と薬を飲ませ涼しい場所に移動し寝かせる。


 次に濡れタオルで首と足の付け根の血管を冷やし、全身の血液の温度上昇を抑制しながら様子を見る。


 その後、ありったけのタオルで、おでこや心臓等も冷やす。


 この時点で意識がなければ躊躇せずに救急車が必要。


 しかし、この子の場合、意識はしっかりしているし、顔の赤みもひいてきた。


 「よかった。大丈夫だ‥」、そして、精神的にも元気になるように声をかける。


 「もう大丈夫だよ。元気になってきたね。顔も涼しい顔になってきたよ‥」。


 いわゆる暗示のようなものだ。


 そして、ようやく起き上がり話してくれました。


 実は、「寝坊して朝御飯を食べてこなかった‥」とのこと。


 これだけが原因かどうかは分かりませんが、朝御飯はやはり重要ですね。


 今回は、河野さん(現役の高校の先生)が指導に参加してくれていましたので本当に助かりました。お陰で、安心して審査を続行することができました。


 いやいや冷や汗をかきましたが、経口補水液や薬を常備し、もしもの時の応急措置等を学んでおく‥、最悪の場合に備えて対処法等々の確認等々、改めて大事なことだと感じました。


 やはり「備えあれば憂いなし」です。


 振り返ると、熱中症は道場を開いてから現在までで2人目で、子どもは初めてでした。


 今回は、河野さんに助けていただきましたが、一人で指導することが多いため、さらなる研鑽の必要性を感じました。


 寒いときには寒いなりに、何か起こるものです。


 心して稽古してまいります。


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