宮崎県西都市を中心に活動している宮崎合気道会グループ「合気道元徳会」のブログです。当会は「人間性の向上と健康的な心身の獲得」を目的に活動しており、幼少の子供からシニア世代まで幅広い年齢層の方が稽古しています。護身術や心身鍛練はもとより、健康法や心身浄化法としても優れた合気道は、年齢性別を問わず楽しめる生涯武道で「自己を高め、魂を磨く武道」と呼ばれています。私達は、この素晴らしい合気道を一人でも多くの人に伝えたいと考えています。興味のある方は、ぜひ一度見学にお越しください。詳細はホームページをご覧ください。

2016年8月11日木曜日

平成28年度夏期子供クラス昇級審査報告

 去る平成28年8月6日(土)9時30分から、子供クラスの夏期昇級審査を実施しました。


 なお、上級者で、一般クラスでの稽古参加者は、それぞれの稽古日に実施しました。


 さて、今回の受験者は約30名。真剣な面持ちで、持っている実力を十分に発揮してくれました。


 結果は全員合格でした。
 おめでとうございます。一年で最も暑い中、よく頑張りましたね。


 なお、1級に5名(全員6年生)合格しました。
 実は当道場で1級合格者は初めてです。
 途中で諦めずに頑張り通した結果だと思います。
 とても嬉しく思います。


 子供クラスの審査は、鍛錬の一環と考えて、あえて一番暑い夏と一番寒い今の時期に実施しています。一番辛い季節に審査があり、しかも、いつもどおりの実力を発揮しなければならない。小学生にとっては、少し負担なのかもしれませんが、“鉄は熱いうちに打て”です。


 話は変わりますが、「平常心是道」という有名な言葉があります。意味は「普段の心が悟りである」ということで、平常心の語源だと言われています。審査とは、技術はもちろんですが、通常の能力を発揮するための心の稽古、つまり、「平常心是道」の実践です。


 子供達には、まずは、正座での黙想を通じて「心を青空」(平常心、普通の心)に保つ工夫をしても らい、そして、稽古、審査、学校、テスト中など、いつ、どこででも「心が青空の“普通の心”でいなさい」と指導しています。


 生きていれば、嫌でも病気や怪我をする。そして、悲しみ、悩み、嘆き、苦しみがついて回る。長年生きていれば誰でも分かる当たり前のこと。“それが人生だ”、とも言えます。


 しかし、それらと関わり合いながらでも、冷静な判断力を失わずに生きていかなければならない‥。子供たちには、ほんのちょっとの判断ミスで人生を誤ってほしくはありません。


 このようなことから私は、審査は受けることに意味があると考えています。どんな時でも「平常心」で生活する訓練として審査を受けるのです。


 緊張する審査を「失敗したらどうしよう」、「うまくやろう」、「見に来ている人にかっこいいところを見せたい」などは一切考えない。‥とても難しいことなのですが、「できるだけ考えずに『普通』でいる」、そして、「目の前のことに全力を尽くす」、これが大事な修業だと考えています。


 次回は、2月の一番寒い時期に実施します。
 今回受験できなかった方も、ぜひチャレンジしていただければ幸いです。



 【リンク】
◇宮崎合気道会グループ「合気道元徳会」
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◇合気道元徳会ブログ「合気の舞」
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◇合気道元徳会道場長コラム「サムライハート」
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