内容としては、前道主である植芝吉祥丸先生の書かれた「合気道のこころ」の現道主版というところでしょうか。
道主からみた翁先生、前道主、そして家族、また、合気会の歴史、合気道の理念、技の成り立ち、稽古することの喜びなどがわかりやすく解説されています。
道主の技術本は多数ありますが、合気道の歴史や精神的なことを書かれたのは初めてではないかと思います。
合気道の素晴らしさを理解するのにお薦めです。
一読し、改めて当会の理念である「人間性の向上と健康的な心身の獲得を目的に日々の稽古に取り組み、「合気道の素晴らしさを一人でも多くの人に伝えるために活動する」ことが間違っていないと確信することができました。
よろしければ、ご一読を‥。
対立・衝突を超越する真の強さ・人生の糧となる「道」の豊かさ、世界130の国と地域、国内2400の道場で愛好される合気道。
稽古の根底にある高邁な思想。試合・競技はなく、稽古・鍛錬を通じ、互いに尊重しあうことで磨かれる真の強さ。
世界で共感される合気道の哲学を宗家・植芝守央道主が現代人に向けて説き明かす。
―――目 次―――――
1・歴史――合気道のあゆみ
一つ一つの積み重ねから
合気道開祖・植芝盛平
「開かれた合気道」――吉祥丸二代道主の想い
初めての公開演武
出版による普及・啓蒙
組織の拡大
世界に広がる合気道――銀の架け橋
2・稽古とこころ
武は愛なり――現代に生きる武道
合気道練習上の心得――「練習は愉快に実施するを要す」の意味
稽古法そのものに合気道の理念がある
素直であること
構えと間合い
基本の体捌き――入身・転換・転身・転回
表技と裏技
呼吸力と呼吸法
天地と一体となるということ――自然の理に逆らわない
技の稽古を通じて体を練る
稽古を積み重ねた先に発揮される総合的な力
基本に極意がある
硬い稽古と柔らかい稽古
技に完成はない
なんのために稽古をするのか
合気道に試合はない
日本の心
合気道の稽古法「気形」
形を繰り返した先に個性が輝く
合気道の修行は合気道だけでいい
審査も演武も普段通りに
合気道で強くなれるのか?
礼に始まり礼に終わる
即結果を求めず
先人を敬うということ
3・道 統
祖父・植芝盛平
父・植芝吉祥丸
ともに道を歩む姿勢
一日一度、本部道場の稽古には植芝の人間が立つ
直系が道統を継ぐということ
道場という文化
合気道本部道場
決意
指導のはじまり
厳しい時代を乗り越えた強さ、おおらかさ
最大の試練を感じた時
道主継承
和を実践していくこと
出版社からのコメント
合気道を知らない人、入門して間もない方でも無理なく理解できるよう、合気道の理念、技の成り立ち、稽古することの喜びなどを道主がわかりやすく解説しています。稽古の糧としてだけでなく、合気道の素晴らしさを家族や友人に伝えたい人、「合気道をやってみようかな」と考えている方にもお薦めです。
【リンク】
◇宮崎合気道会グループ「合気道元徳会」
https://sites.google.com/site/gentokukai/
◇「合気の舞」 - 合気道元徳会ブログ
http://gentokukai.blogspot.jp/◇合気道元徳会道場長コラム「サムライハート」
http://aikido-gentokukai.blogspot.jp/
◇Youtube「Aikido Gentokukai」チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCs_Khixbq0eEYtQcD27Vdnw