宮崎県西都市を中心に活動している宮崎合気道会グループ「合気道元徳会」のブログです。当会は「人間性の向上と健康的な心身の獲得」を目的に活動しており、幼少の子供からシニア世代まで幅広い年齢層の方が稽古しています。護身術や心身鍛練はもとより、健康法や心身浄化法としても優れた合気道は、年齢性別を問わず楽しめる生涯武道で「自己を高め、魂を磨く武道」と呼ばれています。私達は、この素晴らしい合気道を一人でも多くの人に伝えたいと考えています。興味のある方は、ぜひ一度見学にお越しください。詳細はホームページをご覧ください。

2017年8月25日金曜日

K君が初段に合格しました!!

 先日、九州大学在学中(二年)のK君が夏休みで遊びに来てくれました。


 ‥んっ、袴をはいている。



 しかも帯も黒い。‥洗濯していないわけではなさそうだ(笑)


 聞いてみると「6月に初段に合格しました」とのこと。


 いやいや嬉しい。


 袴も違和感なし。似合っていますよ。


 この調子で頑張ってほしいと思います。


 でも、合気道ばかりでなく、学生でしか経験できないことも精一杯やってほしいと思います。


 また遊びに来てくださいね。


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2017年8月18日金曜日

会津八一

 新潟県出身の歌人で美術史家、そして、書家でもあった会津八一という方がいらっしゃいます。


 その方が書について、下記のように語っているそうです。


 「芸術として書くからには、字さえ上手に書けば何でもいいというわけにはいかない。その中に盛ってある思想も感情も、まず自分のものでなければいけない。自作でないにしても、自分で本当に感動したものでなければならない。」


 武道、そして合気道も同じだと思います…。



 言い尽くされた言葉ですが、やはり“中身が大事”ですね。


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2017年8月11日金曜日

悟る方法

 ある宗教家の言葉です。


悟る方法
 「多く観(み) よく観 多く聞き よく聞き
 多くかぎ よくかぎ 多く味わい よく味わい
 多く触れ よく触れ 多く思い よく思い
 もって悟るよりほかに手はない」


 結局のところ、自分の手で口に運び、自分の胃腸で消化しなければ自分のものにはならないということでしょう。


 参考までに、ある古流剣術の伝書に最後に書かれていた言葉を紹介します。


「勇のこと」!!


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2017年8月4日金曜日

素質を養う

 読み返した本の中の一節に面白い表現の文章がありました。


 「生まれて後に得る人間的な芸能知識というものは、むろん、人の一生を支配するものではあるが、世人の多くは、これらを得るということにのみ、直接、熱中して、これらを得ることができる素質を養うということを忘れている」。


 この本には解説は全くありませんので想像になりますが、「素質を養う」とは、人間性を養うことではないかと思います。


 いくら能力が高くても、勤勉さがなければ「二十歳過ぎればただの人」…。


 能力を得るための人間性、勤勉、実直、素直、根気等々…、
 この人間性を培うための努力がまずもって必要ではないかと思います。


 別の表現をすれば「徳を養う」という風にも言えるのでしょうか。


 「素質を養う」…、今年のテーマにします。


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2017年7月28日金曜日

合気道の姿勢「反身(そりみ)」

 少し前、少しだけ姿勢を変えてみました。


 昨年までは、太極拳等の中国武術でいうところの「含胸抜背」の姿勢をなんとなくとっていました‥が、何かほんの少し‥、しっくりきていない気がしていました。私には、この姿勢は合わなかったようです。


 そこで改めて日本武道の名人と呼ばれる方の姿勢について、残っている写真を通じて研究したところ、その結果、共通点が「反身!」であることに気づかされました。


 そうです。日本武道には、元々、反身(そりみ)という姿勢があったことをいつの間にか忘れていたようです。


 さて、この反身というものは、安易に間違った解釈をしてしまうと、不自然に胸を張った感じの姿勢になってしまい身体運動などによくない影響を与えがちだと思われます。一番の問題は、うまく重心の位置が安定しないということ。


 しかし、逆に丹田の充実感を保ち、しかも両脚が自由自在に動くには、「反身」がかかせないという高名な空手家もいます。また、重心が安定しにくいということは、居着かないということでもあり、そのことは逆に利点だとも考えられます。


 それでは、具体的な反身の姿勢とは?


 合気道開祖植芝盛平翁の姿勢‥、あの姿勢が「反身」です。
 立派なお手本が身近にいらっしゃいました。


 そして、下記の写真の本部御殿手武術の上原清吉師範の姿勢。


 「素晴らしい‥」の一言‥。


 この反身の姿勢が丹田の充実感と浮身を際立たせています。
 柔らかいがとても威厳のある実に美しい立ち方だと思います。


 そこで、私も反身の姿勢をとってみることに‥。


 この姿勢の取り方、今まではしっくりきていなかったのですが、今回はジグソーパズルの最後のピースがようやくカチッと決まった感があります。


 ようやく体感的にも直感的にもしっくりきました。


 “私の場合”は、これでいいようです。


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2017年7月21日金曜日

傳家寶(でんかほう)

 道場を開くにあたって、道場訓というものを考えたことがあります。

 
 他の道場の道場訓を収集し、さらに各種の古典から名文をピックアップしていたところ、その際に安岡正篤先生の傳家寶(でんかほう)という言葉に出会いました。


 内容は、道場訓的なものでなく、言うところの我が家の家訓というものです。
 しかし、家訓としてはレベルが高すぎる。
 それで、傳家寶、つまり「家の家宝として伝える言葉」と言うのでしょう。


「傳家寶」
一、我が幸福は祖先の遺恵、子孫の禍福(かふく)は我が平生(へいぜい)の所行にあること、已(すで)に現代の諸学にも明らかなり。

二、平生・己(おのれ)を省(かえり)み、過(あやま)ちを改め、事理を正し、恩義を厚くすべし。百薬(ひゃくやく)も一心の安きに如(し)かず。

三、良からぬ習慣に狎(なれ)るべからず。人生は習慣の織物と心得べし。

四、成功は常に苦心の日に在り。敗事は多く得意の時に因(よ)ることを覚(さと)るべし。

五、事の前に在りては怠惰、事に当っては疎忽(そこつ)、事の後に於(おい)ては安逸(あんいつ)、是(こ)れ百事成らざる所以(ゆえん)なり。天才も要するに勤勉のみ。

六、用意周到なれば機に臨んで惑(まど)うことなし。信心積善(せきぜん)すれば変に遭うて恐るることなし。

七、不振の精神・頽廃(たいはい)せる生活の上には、何ものをも建設する能(あた)わず。永久の計は一念の微にあり。


 ‥これを読んでから、私が考えていた道場訓がやけに恥ずかしくなり(笑) 未だに完成していません‥。


 しかし、いつの間にやら、この傳家寶は我が家の家訓となりました。
 いつ目を通しても心に染みいります。


 この言葉を深く心に刻み、堂々と人生を闊歩してほしいものです。


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2017年7月14日金曜日

一般クラス夏季昇級審査

 先日、一般クラスの夏季昇級審査を実施しました。


 梅雨で蒸し暑い中の審査となりましたが、個々人の努力の甲斐があり、全員合格でした。




 男性は基本に忠実に力強く、女性は姿勢正しく美しく‥、まさに理想的でした。


 予想以上に上手でしたよ。


 審査には、普段の努力が現れます。


 皆さん、実はきちんと稽古しているのですね(笑)


 嬉しく思いました。


 この調子で頑張っていきましょう!!



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